Kissをしてよ
むかしむかし、とあるくにに小さなおひめさまがうまれました。王さまはとてもおよろこびになり、くに中のみんなをあつめておいわいをしました。ひめはすくすくとそだち、それはかわいらいしい女のこになりました。ひめはいろいろのことをしりたがり、いろいろのものをみたがりました。これはなに?と王さまやおきさきさまやけらいの人たちにきくのが大すきだったのです。そんなひめを王さまはたいそうかわいがりました。
ある日、ひめはおしろのちかしつに一人でまよいこんでしまいました。あそんでいるうちに入りこんだのでした。そのおへやには、ほこりをかぶったかぐや、よろいやおさらなどでいっぱいでした。むちゅうでいろんなものをみてまわるうち、ひめは小さなびんをみつけました。「これはなんだろ?」ちょっときついけどフタはあきました。すると、なかからモクモクとまっくろいけむりがでてきました。そのけむりはおそろしいま女のかたちになりました。「ぐわっはっは、やっとじゆうになれたぞよ。これからはすきほうだいやってやる」ひめはおそろしくなってにげだしましたが、そのあとをま女がおいかけてきました。ま女は王さまのまえまでくるといいました。「王よ、おまえのくにのとみをはんぶんよこせ。さもなくばのろいをかけてやる」王さまはびっくりしていいました。「おのれ、ま女め。おまえにくれてやるものなどない」するとま女はおこりだし、おおきなりゅうにへんしんしました。「それならのろいをかけてやる。おまえのだいじなもの、そうだ、ひめがよい。ひめにのろいをかけてやるぞよ。ぐわっはっは」そういうとりゅうはそらにのぼっていきました。かわいいひめにのろいをかけられて王さまはとてもかなしみました。
そのはなしをきいた、まほうつかいのおばあさんがもりからやってきました。おばあさんは王さまにいいました。「かわいそうに。ひめはおとなになるとのろいでしぬでしょう。でも、わたしのまほうでとけるかもしれない」おばあさんはまほうをつかいましたが、のろいはぜんぶはきえませんでした。「わたしにはこれがせいいっぱい。でもひめはしにはしないわ。ただ、はてしないねむりにつくだけ。そして、王子のキスがあればのろいはとけてめをさますでしょう」王さまは、これいじょうのろいがかからないようにまほうつかいのおばあさんにひめをあずけることにしました。
ひめはもりでおばあさんにそだてられましたが、たまにはまちにもあそびにでかけました。まちのひとは、このかわいい女のこがひめだということをしりませんでした。ひめはまちでもいろいろなことをしりたがりました。まちはしげきでいっぱいでした。ツケマやエクステや合コンやぎゃくナンなどをおぼえました。ある日ともだちとゲーセンでプリをとっていると、となりでもくもくとクレーンゲームをやっているおとこのこがいました。ひめはともだちにいいました。「あのコ、ちょっとよくね?」ともだちはいいました。「あんた、すきそー。声かけたらいいじゃん」ひめが声をかけました。そしておとこのことラインをこうかんしました。
そのおとこのこはじつはとなりのくにの王子でした。おしのびであそびにきていたのでした。王子はじぶんのくににかえるとさっそくつぶやきました。"きょうあったこちょうやばい(激)"そしてつぎのひも王子はゲーセンにでかけていきました。ひめもやっぱりきていて、ふたりはつきあうことになったのでした。
しばらくはたのしい日々がつづきました。しかし、ひめは王子のちょっとおしのよわいところがふまんでした。それというのも、なかなかてをだしてこないのです。あそぶばしょもゴハンとかも、わりとひとまかせでした。やさしいけれどもっとひっぱってくれってかんじ。そうひめはおもいました。でもひめは王子とはしらなかったのですが、さすがにおかねをいっぱいもっていたのでまあいいかとおもいました。
そしてとうとうその日がやってきました。おひるごろ、まほうつかいのおばあさんがへやにいくと、ひめはまだねていました。おばあさんはいいました。「あんた、さっさとおきなさい。いつもよるまであそびあるいてんだから」ひめはねぼけごえでいいました。「いいじゃん、あそべんの今だけなんだから」おばあさんがいくらおこそうとしてもひめはおきません。しまいにはおばあさんもおこっていいました。「あんたのろわれてんのよ。そのうち、ねむくなくたってねてるしかないのよ。そしたらあそびになんていけないよ」ひめはびっくりしてとびおきました。「えー、やだー…」そのとたんにひめはばたりとたおれこみました。そう、ひめもおとしごろになったのでした。
ひめがはてしないねむりについたことはすぐにおしろに知らされ、王さまもなきそうになりました。しかしまほうつかいのおばあさんが王さまにいいました。「ひめはとなりのくにの王子とあいしあっていたのです。王子がキスをすればのろいはとけてめをさますでしょう」さすがにまほうつかいだけあって、ただのかれしじゃないことはおみとおしなのでした。それをきいた王さまはちょっとふくざつなきもちになりましたが、とにかくとなりのくにへつかいをだしました。つかいからじじょうをきいた王子は(まじかー)とおもいながらもひめにあいにいくことにしました。
ところが、そのみちすがらおおきなりゅうがあらわれたのです。あのま女がじゃまをしにきたのでした。ま女はいいました。「ぐわっはっは、そうかんたんにはここをとおさないぞよ」おうじはまた(まじかー)とおもいながらもしかたなくけんをぬきました。ぬきましたが、そのときケータイをわすれてきたことにきづきました。ケータイがないとはなしにならないのでいちどもどることにしました。またおしろをでるとき、もうりゅうがいなければいいなあとおもいましたがりゅうはいました。王子はほかになんかなかったけなあとかんがえて、こんしゅうのジャンプをまだよんでないことにきがつきました。そこでとちゅうにあったコンビニにひきかえしてたちよみすることにしました。ぜんぶよんで、おみせをでるとき、もうりゅうがいなければいいなあとおもいましたがまだりゅうはいました。王子はまたけんをぬきました。ぬきましたが、けんはろくにつかったことがないのでさびさびになっていました。そこでけんをとぐことにしました。けんはぴかぴかになりました。(やるしかないかー)と王子はおもいました。
そのころ、ひめはまだねむりについていましたが、しんでいるわけではないのでせんざいいしきはあるのでした。ひめのせんざいいしきはおもいました。おせえ。おそすぎ。なにやってんだ、あいつ。なんでちゃっちゃとこないかな。いつまでもねてらんないし。みちくさくってるっしょ?そうしょくけい(わら)ってわらえない。しぬきでやってんのかしら。いらいらするひめのせんざいいしきは、ついにひめのからだからゆうたいりだつしてとんでいきました。おおぞらからみおろすと、ちょっとだれたりゅうとケータイをいじってる王子がみえました。王子は "りゅうのたおしかた" をググっているのでした。ひめ(せんざいいしき)は「なにしとんねん!」とさけびました。どこかがぶちっときれるおとがして、ひめ(せんざいいしき)はちじょうにおりたつとじったいかしました。「めんどい!じぶんでやるし!」ひめ(せんざいいしき)は王子からけんをうばいとると、さらにきょだいロボに……。
LIVE at
荒川沖ジミヘン
2024/5/25 sat
"ジミヘンLIVE"
act:
感
はちろうはぢめ
start:20:00
投げ銭
荒川沖ジミヘン
2024/6/2 sun
"ユウジキクチ
HOPEFUL TOUR"
act:
ユウジキクチ
ブレーメン
感
open:19:30start:20:00
charge:1オーダー+投げ銭
水戸90EAST
2024/6/8 sat
"サウンドホールから!
コンニチワ!Vol,23"
act:
中村
武蔵野カルテット
高橋賢一
for the one
劇画タイフーン
感
四畳半プリン
SCREW-THREAT
open:17:00start:17:30
Charge:¥2,500(1drink+満月ポン)込
荻窪クラブドクター
2024/6/13 thu
"club doctor 24th ANNIVERSARY"
act:
SHOTGUN BLADE+10,000ケルビン
ザズエイラーズ
感
AZU
open:19:00start:19:30
charge:¥2,000(+1d)